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Initial Balance(IB)とは?先物トレードで最初の1時間を見る理由

トレード考察室
9月1日
読了時間: 3分

更新日:9月26日

Initial Balance、略してIBは、Market ProfileやAuction Market Theoryでよく使われる考え方です。一般的には、通常取引時間の最初の1時間に形成された高値と安値の範囲をInitial Balanceとして扱います。


IBはセッション序盤の価格レンジ


IBの上端をIB High、下端をIB Lowと呼びます。Market Profileでは最初の2つの30分期間によって作られるレンジとして表現されることが多く、その日の市場が序盤にどの範囲で取引を始めたのかを確認する基準になります。


なぜ最初の1時間を見るのか


セッション開始直後は、夜間に蓄積された情報や注文、現物市場の開始による参加者の増加などが一度に反映されやすい時間帯です。その序盤で形成されたレンジを見ることで、その後の価格が序盤に形成された価格帯に留まるのか、それとも外側の価格帯を試し始めるのかを整理できます。


IBの内側と外側で意味が変わる


価格がIBの内部で往復を続けている場合、序盤に形成された範囲の中で双方向の取引が続いている可能性があります。一方、IB HighやIB Lowを越えたあと外側で取引が継続するなら、市場が新しい価格帯を試している可能性があります。


IBブレイク=エントリーではない


IB Highを超えたから買う、IB Lowを割ったから売る、という単純な使い方ではありません。重要なのは、外へ出たあと市場がその価格を受け入れるのか、すぐIB内部へ戻されるのかです。


同じIBブレイクでも、Acceptanceが起きる場合とFailed Auctionのように戻される場合では、その後の市場構造は大きく異なります。


IBは他の基準と組み合わせる


IB単独よりも、VWAP、Value Area、前日高安、Volume Profileなどと位置関係を合わせて見ると、その日のContextを把握しやすくなります。特にIBが前日のValueや重要なProfile構造に対してどこに形成されたかは、観察の手掛かりになります。


まとめ


Initial Balanceは、セッション序盤に市場が形成した初期レンジです。重要なのはIBの高値や安値を単純な支持抵抗として扱うことではなく、その後の価格が初期レンジの内側に留まるのか、外側の価格を受け入れるのかを見ることです。


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