LVNとは?Volume Profileで出来高が薄い価格帯をどう考えるか
更新日:9月25日
LVNはLow Volume Nodeの略で、Volume Profile上で出来高が相対的に少ない価格帯を指します。Profileを見ると、出来高が大きく膨らんだ場所と、その間が細くなった場所があります。この細い部分がLVNです。
LVNが示しているのは「そこであまり取引されなかった」という事実
LVNそのものが価格を動かすわけではありません。過去のオークションで、その価格帯に長く滞在せず、相対的に少ない出来高で通過したという結果がVolume Profileに残っています。
そのためLVNは、『市場参加者がその価格帯で積極的に取引を続けなかった場所』として見ることができます。
なぜLVNでは価格が速く動くことがあるのか
出来高が厚く形成された価格帯では、多くの売買が成立しており、価格が往復しやすいことがあります。一方、LVNのように過去の取引が薄い区間では、次の出来高集中帯まで価格が比較的速く移動する場面があります。
ただし、『LVNに入ったら必ず一気に抜ける』というルールではありません。新たな注文が集まり、その価格帯で取引が増えれば、以前のLVNが新しいValueへ変化することもあります。
LVNを見るときはAcceptanceとRejectionを分ける
価格がLVNへ入ったあと、その場所で出来高を作らずすぐ離れるなら、依然として受け入れられにくい価格帯として機能している可能性があります。反対に、LVN周辺で取引が継続しVolumeが積み上がるなら、市場がその価格を新たに受け入れ始めている可能性があります。
HVNとの違い
HVN(High Volume Node)は出来高が相対的に集中した価格帯です。LVNが出来高が少なく、価格が比較的速く通過した領域になりやすいのに対し、HVNは取引が集まりやすかった領域です。Volume Profileは、HVNとLVNをセットで見ると市場の分布構造を理解しやすくなります。
LVNはエントリーシグナルではない
LVNは有用な位置情報ですが、それだけで買い・売りを決めるものではありません。より重要なのは、現在の市場がBalanceなのかPrice Discovery(価格探索)中なのか、価格がLVNでどう反応しているのか、そしてその周辺で取引が受け入れられているのかです。
LVNは次の出来高集中帯とセットで見る
LVNを単独の線として見るより、薄い領域の先にどの出来高集中帯があるかまで確認すると構造を捉えやすくなります。特にHVNとの位置関係を見ると、価格が薄い領域を通過した後にどこで再び取引が集まりやすいかを整理できます。
まとめ
LVNは、Volume Profile上で出来高が相対的に薄い価格帯です。『反発ポイント』と暗記するより、過去に取引があまり滞在しなかった領域として理解する方が応用できます。価格がその場所を再び速く通過するのか、新しい取引が積み上がってValueへ変わるのかを見ることが重要です。
関連記事
関連記事|トレード考察室
相場観察・学習メモ・質問は無料Discord「トレード考察室」でも共有しています。まずは紹介ページをご覧ください。
AMT・VP / VWAPを実践につなげたい方へ
Discordでは、AMT・Volume Profile・VWAPを使って、どこで何を見るかを実際のチャートや相場観察とあわせて整理しています。
テーマ全体を整理する → Volume Profile入門ガイド
コメント