RTH vs ETHの違い|米国先物の取引時間・セッションを解説
更新日:9月25日
RTHとETHの違いは、先物市場でどの時間帯を1つのセッションとして扱うかです。RTHは主要な通常取引時間を基準にし、ETHはRTH外の電子取引時間を含めて市場を見る考え方です。VWAPやVolume Profile、前日高安はセッション設定で値が変わるため、RTH vs ETHの違いを理解して基準を揃えることが重要です。
RTH vs ETHの違いを先に整理
RTHとは
RTHはRegular Trading Hoursの略で、主要な現物市場の取引が活発になる通常取引時間帯を基準にした区分です。株価指数先物などでは、米国株式市場の通常取引時間に合わせて分析する際によく使われます。
ETHとは
ETHはExtended Trading Hoursの略で、RTH以外の電子取引時間を含めて扱う考え方です。CMEの先物はRTH外でも長時間取引されているため、夜間や欧州・アジア時間の動きも含めて市場を見たい場合に使われます。正確な取引時間は商品や取引所、データ設定によって異なるため、利用する市場の公式時間を確認する必要があります。
なぜRTHとETHを分けるのか
時間帯によって参加者、流動性、出来高、値動きの性質が変わるためです。RTHでは出来高が大きく増える市場でも、ETHではより薄い流動性の中で価格が動くことがあります。
どちらが正しいという話ではありません。何を観察したいかによって、基準にするセッションを揃えることが重要です。
VWAPはセッション設定で変わる
Daily VWAPは、どこを一日の開始点にするかで値が変わります。RTHだけで計算したVWAPと、ETHを含めて計算したVWAPでは、同じ時刻でも異なる価格になることがあります。
そのため『VWAPに反応した』と話す場合も、どのセッション設定のVWAPなのかを明確にしないと、別のものを比較している可能性があります。
Volume Profileや前日高安も同じ
Volume Profile、POC、VAH、VAL、前日高値・安値なども、どの時間帯を集計対象にするかで値が変わります。RTH ProfileとFull Session Profileでは、同じ日でも分布が異なることがあります。
最も大切なのは設定を一貫させること
RTHとETHのどちらを使うか以上に重要なのは、自分が何を基準にしているかを固定することです。日によってセッション設定を変えてしまうと、過去検証とリアルタイムの判断を同じ条件で比較できなくなります。
RTHとETHは検証条件を混在させない
RTHとETHを使い分けるときは、どちらが正しいかではなく、検証と実運用で同じ条件を使うことが重要です。たとえばSession VWAPをRTH基準で検証したなら、リアルタイムでも同じセッション設定を使わないと比較条件が変わります。
まとめ
RTHとETHは、先物市場の時間帯を整理するための区分です。VWAPやVolume Profileを使う場合、セッション設定は計算結果そのものに影響します。まずは自分がRTHを見ているのか、ETHを含めたセッションを見ているのかを明確にし、同じ基準で継続して観察することが大切です。
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