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RTHとETHの違い|先物チャートでセッションを分けて考える理由

先物チャートを見ていると、RTHやETHという言葉が出てきます。どちらも取引時間を分けるための呼び方ですが、Volume ProfileやVWAPを使う場合、この区分は単なる表示上の違いではありません。どの時間帯を一つのセッションとして扱うかで、計算される基準そのものが変わります。


RTHとは


RTHはRegular Trading Hoursの略で、主要な現物市場の取引が活発になる通常取引時間帯を基準にした区分です。株価指数先物などでは、米国株式市場の通常取引時間に合わせて分析する際によく使われます。


ETHとは


ETHはExtended Trading Hoursの略で、RTH以外の電子取引時間を含めて扱う考え方です。CMEの先物はRTH外でも長時間取引されているため、夜間や欧州・アジア時間の動きも含めて市場を見たい場合に使われます。正確な取引時間は商品や取引所、データ設定によって異なるため、利用する市場の公式時間を確認する必要があります。


なぜRTHとETHを分けるのか


時間帯によって参加者、流動性、出来高、値動きの性質が変わるためです。RTHでは出来高が大きく増える市場でも、ETHではより薄い流動性の中で価格が動くことがあります。

どちらが正しいという話ではありません。何を観察したいかによって、基準にするセッションを揃えることが重要です。


VWAPはセッション設定で変わる


Daily VWAPは、どこを一日の開始点にするかで値が変わります。RTHだけで計算したVWAPと、ETHを含めて計算したVWAPでは、同じ時刻でも異なる価格になることがあります。


そのため『VWAPに反応した』と話す場合も、どのセッション設定のVWAPなのかを明確にしないと、別のものを比較している可能性があります。


Volume Profileや前日高安も同じ


Volume Profile、POC、VAH、VAL、前日高値・安値なども、どの時間帯を集計対象にするかで値が変わります。RTH ProfileとFull Session Profileでは、同じ日でも分布が異なることがあります。


最も大切なのは設定を一貫させること


RTHとETHのどちらを使うか以上に重要なのは、自分が何を基準にしているかを固定することです。日によってセッション設定を変えてしまうと、過去検証とリアルタイムの判断を同じ条件で比較できなくなります。


まとめ


RTHとETHは、先物市場の時間帯を整理するための区分です。VWAPやVolume Profileを使う場合、セッション設定は計算結果そのものに影響します。まずは自分がRTHを見ているのか、ETHを含めたセッションを見ているのかを明確にし、同じ基準で継続して観察することが大切です。

 
 
 

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